遊ばせすぎない

長期間遊んでもらうために、短期間で遊ばせすぎない

長期にわたってプレイヤーに遊んでもらうためには、短期的には遊ばせすぎない方がいいです。 無制限に遊べてしまうと、長時間プレイしているプレイヤーと、短時間プレイしているプレイヤーの格差が広がるだけでなく、 長時間プレイしているプレイヤーの「コンテンツ不足をなんとかしてくれ」という声と、短時間プレイしているプレイヤーの「コンテンツ不足以外の要望」という2つの声に耳を傾ける必要が出てしまいます。

開発者が対応するべき課題は絞り込んだ方が、多くのプレイヤーに満足してもらえる開発にリソースを集中できます。

長期間遊ばせないために一般的に用いられている方法が「スタミナ」です。 スタミナはゲーム内のリソースの1つで、お金を払わなくても現実時間の時間経過で回復するリソースです。 ゲームをプレイするためにこのリソースを消費するようにすることで、時間あたりのプレイ回数を制限することができます。

もう一つのアプローチが、いくらでも遊べるが入手できる資源の総量にキャップをつける方法です。

いずれもプレイヤーが獲得できる時間あたりの資源量を開発者がコントロールできるようにすることで、プレイヤー間の格差を減らしています。

前者の方が優れているのは「まだ遊びたい」という気持ちのままゲームを終了してもらうことで、再度ゲームを起動してくれる可能性をあげることが期待できる点です。

長期運営型ゲームのコツとして、毎日獲得できるスタミナを全て使い切るために必要となる時間を極力短くすることです。 1日1時間遊ぶというライフサイクルより、1日15分遊ぶというライフサイクルの方がプレイヤーへの負担が小さく、継続してもらえる確率を高めることになるためです。